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貧乏体験

大学受験、おじさん達と過ごした日々

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高校3年の夏、美大を受験するため、上京してきました。
まずは、夏休みの夏期講習、そのまま2学期に帰らず高校はお休みして、予備校生と一緒に講習を受けさせてもらい、受験に突入の予定できました。

長丁場になるホテル暮らし、絵の具やキャンバスも高価で、
母からもらってきたお金はすぐに無くなってしまいそうだったので、できるだけ安い宿を探しました。

新宿の、今は高島屋になっているあたりに、以前は古い宿が並んでいました。
そこで、1泊3000円の宿で、3畳の部屋を借りました。

窓は家が傾いたのか、窓枠がずれたのか、斜めにしか閉められず、ぎゅーっと閉めても3センチくらい隙間が空いて、隣のビルの壁がすぐそこに見えました。
虫が入ってこないか心配で、ノートを貼って、ガムテームで塞ぎました。

床も歪んでいて、畳なのだけど、一部分、トランポリンのようにへこむ部分がありました。

布団は、シーツが洗ってなくて、寝ようと思ったら、浮浪者のような臭いして、毛髪もくっついていたので、宿のおばさんに言って替えてもらいました。

テーブルもなかったので、「受験勉強したいから何かテーブルになるものありますか?」
と聞いたら、旅館の大広間に並んでるような長テーブルを貸してくれました。
3畳しかないスペースに、長テーブルを置いたら、布団がまともにひけなくなりました。

予備校の講習が終わり、夜部屋に戻ると、畳んで重ねて置いた布団の上で野良猫が寝たようで、毛がいっぱいついて丸く凹んでることもありました。

お風呂は共同なのですが、私以外は、男性のおじさん達しかいなかったため、宿のおばちゃんが、誰も入ってない時に「今入れるよ」と教えてくれて、
私が入ってる間は他の人が入らないように見張っていてくれました。ヤニ臭く、酒臭く、おじさんくさいお風呂でした。

玄関広間に共同のテレビがあるのですが、おじさん達はいつも集まって見ていて、そこを通るときに私が挨拶をすると、
「おじさんも田舎にあんたみたいな娘がいるんだ〜」と言って泣いたりしました。
出稼ぎで来ている方が多かったようです。

話したりはしないけどだんだんおじさん達とも打ち解けてきました。そして、何日かすると、夜、私の部屋のドアをトントンとする人がいて、
「怖いだろうからドア開けなくていいよ。お饅頭もらったから、後で食べてね、ドアの外に置いとくね」とお菓子をくれました。

そして、次の日も「おにぎりもらったから置いておくね」と。なぜか、毎日ドアにいろんなものを置いてくれるようになりました。
シャンプーリンスのセットも「トントン」でいただきました。

この宿に住んでいるおじさん達、決してお金持ちには見えないし、正直貧乏なおじさんって感じで、もしかしたらいつもは路上生活でたまにお風呂入りにこの宿に泊まってるのかな?って感じに人たちだったのに、やっと稼いだお金で私にいろいろ買って来てくれたのかもしれません。

私は、そんなおじさん達に見守られながら、第一志望に現役合格することができました。

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消費者金融のアルク

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