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映画「七つの会議」を観てきました!

中小企業の今を描かせたら右に出るものはいないというベストセラー作家の池井戸潤の作品です。

私はドラマ「半沢直樹」「陸王」を毎週欠かさずに見ていたので期待はしていましたが、予想以上に良かったのでここでシェアしたいと思います。

ドラマ「半沢直樹」を彷彿させる個性派俳優に加え、豪華キャストに否応なしに期待が高まります。

主役の八角営業一課係長は野村萬斎が演じることになりましたが、営業部長・北川(香川照之)、営業一課長・坂戸(片岡愛之助)、ゼノックス代表取締役社長・徳山(北大路欣也)、営業二課長・原島(及川光博)と役柄が何となく似てる気がしてワクワクしました。

映画の舞台となる東京建電はパイプ椅子や公共交通機関に使用される椅子の販売会社です。

業績優秀な営業一課の中で万年係長のぐうたら社員の八角(やすみ)。不思議なことにそんな八角に対して北川部長からお咎めは一切なし。

一方、汗水を垂らして毎月ノルマに追われる課長の坂戸のイライラの矛先は八角に向けられ、彼に対する叱責は次第にエスカレートしていきます。

そんな折、パワハラを働いた責任を取る形で坂戸は人事部に異動させられてしまいます。訴えたのは八角でした。

そして坂戸の後任に営業二課長の原島が就きました。坂戸が退任したタイミングでネジの発注先がトーメイテックから以前の発注先であるねじ六に転注されたことが分かります。

トーメイテックはコスト削減のために坂戸が契約した下請け会社。コスト高になるねじ六に発注先が変わったせいで原島は経理課の新田から癒着の疑いをかけられてしまいます。

新田はこの件を営業課の北川部長や社長の宮野に追求しますが、なぜか二人とも容認する姿勢を見せます。程なくして新田も大阪に転勤させられてしまいます。

実はトーメイテックが製造したネジは強度偽装されたものでした。北川課長も宮野社長もそれを知りながら、ノルマ達成のために坂戸を使って発注先をねじ六から転注させたのでした。バレたら坂戸に全責任を押し付けるつもりで。

最大の見どころはぐうたら社員に思えた八角が話が進むにつれて、正義感に溢れて不正疑惑と全面的に闘う変貌ぶりです。半沢直樹と重なる部分を感じました。

リコール隠しの決定的証拠を掴んでマスコミにリークしたことで一段落付きますが、最も印象的だったのは取材を受けた八角の「不正が無くなる事は無い」という言葉です。

組織が大きくなり、立場が上に上がれば上がるほど会社を守る責任が強くなり、会社を守る為なら人命すら犠牲になっても厭わない。

それがいつの時代も隠蔽事件が一向に無くならない理由であるように感じました。

是非映画館に足を運んで観て頂きたいと思います。

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