介護

暴れる認知症の父

現在79歳の父は、73歳で認知症発症しました。

迷子になったり、普段行き慣れた場所を通過してしまったり、典型的な認知症の症状が出てきました。

病院で検査しましたが、なぜか認知症で異変が出るはずの場所に異変がなく、介護認定が下りません。

介護認定されないので老人ホームへの入所条件が厳しくなる上に、元々昭和気質の父は「そんなボケの行く所に行けるか」と、デイサービスさえも全力拒否です。

車の運転はもちろんやめないので、兄の指令で車の鍵を隠しました。

しかしすぐに「お前が鍵を隠しただろ、すぐに出せ」とすごい剣幕で母に怒るので、母は恐怖で鍵を渡してしまいました。

父はとにかく女を見下しており、母と私のことはとてもバカにしています。

兄のことは昔の感覚で、長男だから頼れると思っており、兄だけが父に対応できるという状態でした。

発症翌年の74歳の時に、どうしても認知症と診断されないことに納得いかず、兄が有名な認知症医の病院に連れて行きました。

そこで初めて認知症と診断され、ホッとしたものの、父は変わらずです。

「俺はボケだ」と言うこともあれば、過去を現在と勘違いした発言もたくさん出るようになりました。

いわゆるまだらボケです。認知症診断がされても、生活は変わるどころか、悪化していきました。

まともな時に、私に「車をあげる」と言ったので、即、名義変更手続きをしました。

これで一安心です。まだらボケは時と場合によって使い分けが出来ます。

しかし暴言・暴力は増し、母に「お前なんか殺してやる、死ね」「俺は別の女のところに行くから離婚だ」「自殺しに行ってくる」と発し、夜中でも突発的に外出することが増えました。

警察のお世話になったこともあります。

焦った母が警察に連絡すると、携帯電話の位置情報で新幹線で1時間程の場所にいることが分かりました。

兄の住んでいる場所です。ちょうど兄の休日でもあり、警察と兄がほぼ同時に駆け付けました。

兄が「お父さん」と言って羽交い締めにして捕まえたそうです。

そこから状況が一変しました。父が兄を嫌いになり、「あいつは親を殴った。ひどい奴」と事ある毎に言う様になりました。

もちろん殴っていませんが、父にとってはそれ位のストレスだったようです。

警察には母の悪口を言い、「あいつを殺してやる」と言うので、母は警察から気をつけるように言われました。

暴力も増し、以前は叩く程度だったのが、母を投げ飛ばすようになりました。

ヨボヨボなのに、その時ばかりはすごい力が出ます。

最近は寝る時間帯が増え、少し楽になりました。

以前は針灸治療で良くなりましたが、良くなると力も出て暴れるので、針灸治療はやめました。

申し訳ない気はしますが、穏やかに静かにしてくれた方が家族は楽です。

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