入院

医師から子宮頸がんを告げられました。

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当時私は32歳で、2歳の育児をしながら仕事をしていました。2人目の妊娠が分かり、産婦人科へ診察へ行きました。

初回の血液検査、子宮頸がん検査は一人目の時も済ませていましたので、今回も前と同じ気持ちで終えました。

検査後2日目、病院から連絡があり、検査結果が良くないのでとのことで、早めに受診をしました。すると、医師から妊娠13週での子宮頸がんを告げられました。

 

すぐに大きな病院で検査を受けて手術を受けてくださいとのことでした。

主人と大きな病院を受診し、細かい検査を受けました。自覚症状は、全くなくびっくりして泣いてばかりでした。ビェ──・゚・(。>д<。)・゚・──ン!!

 

検査の結果、子宮頸がん初期と思われるため、妊娠15週に子宮頸部円錐切除術を受けましょうとのことでした。

お腹の赤ちゃんが一番安全に手術できるので15週前後との事で、仕事の都合をつけ、上の子供の子守などもお願いし、手術のための入院となりました。

5日間の予定で、手術前日からの入院でした。

入院した部屋は、お産の患者さんとは別で、婦人科の病気で入院されている方と同じ部屋でした。

手術自体初めてで、とても緊張していましたが、入院中看護師さんはとても優しくしてくださりました。

赤ちゃんの心音も聞かせてくれ、この子と一緒に頑張ろうと心に決めました。

手術当日の朝より点滴が始まり、歩いて手術室へ向かいました。

手術室はやはりとても緊張しましたが、手術室の看護師さんたちもみなさん笑顔で迎えて下さりました。

手術代へ上がり、腰痛麻酔の時、体を二つ折れにし、背骨の所に注射が打たれました。

これが一番怖かったのですが、注射の間一人の看護師さんがずっと手を握って下さりました。

 

麻酔の注射が終わると、お腹から下は脱力となり、上半身と意識はしっかりと持っている状態でした。手術時間は1時間程度でした。

手術中は和やかなムードの中、主治医の先生はしっかりと説明をしながら行ってくれました。

術後、自室へベッドで戻りました。朝一番からの手術でしたので、夕食からは病院食を食べることができました。

病院食は、やはり薄味で私にとってはおいしいと言えるものではありませんでしたが、妊娠中だしと思い残さず食べました。

術後は、経過が良好で、予定どうり5日後には退院できました。

上の息子は、2歳でしたので、病棟には入ることができず、とてもさみしい思いをさせました、そこが入院中一番つらかった点です。

その後妊娠経過も順調に進み、予定日1日前に普通分娩での出産を終えました。

出産後の出血量が少し多かったくらいで、妊娠経過には何も影響はありませんでした。

現在、お腹にいた子供も2歳を迎えます。

術後は定期的な、子宮細胞診を行っており、現在の所は再発は認めていません。

今回このような病気にかかり、思ったことは、とにかく検診を受ける事の大事さを痛感しました。

 

私の場合、たまたま子供を妊娠し、しかも2年前に上の子の時に同じ検査を受けていたにも関わらず、発症していたという恐ろしさです。

子宮頸がんに関わらず、とにかく早期発見が重要です。

これからも定期的な受診と、ほかのがん検診も積極的に受け、家族も同じように促していきたいと感じています。

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