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私の貧乏生活は5年間に及びました。
結婚していて子供なし,元々は2人ともフルタイムで働いていたので,2人で稼いだお金はそれぞれで管理していました。
生活費としては,家賃は折半,光熱費は主人担当,食費日用品費は私の担当,通信費はそれぞれで支払っていました。
主人の転勤を機に私が一旦仕事を辞め,その後転居先でパートの仕事を始めました。
月に手取り8万円程度の収入での生活が始まりました。
私は当然,主人の転勤で仕事を変わったのだから生活費も見直すと考えていたのですが,主人にはそういう考えは一切なかったようです。
今までと同様の生活費の分担での生活が始まりました。
月の手取りが8万円だと,5万円が家賃,3万円が食費日用品費でちょうど終わりです。
3万円で,朝夜は家で食事,昼はそれぞれにお弁当という食生活,洗剤やトイレットペーパーなどの日用品も全て購入するという貧乏生活がとても厳しくのしかかってきました。
節約のためにしたことはたくさんあります。
まず,日用品の切りつめですが,ラップは洗って何度か使いました。
洗うのにかかる水道料金は主人持ちなので,私には降りかかってきません。
キッチンペーパーやティッシュペーパーは一切購入せず,街中でティッシュをもらいまくったり,主人のおごりで時々行く,マックやフードコートなどに置いてある手や口吹き用のペーパーをもらってきました。
トイレットペーパーは買わざるを得ないので,家で使う量を減らすため,職場でなるべく水分を取ってトイレに多くいくようにしました。
生理用品は買わず,トイレットペーパーを何層かに束ねて代用していました。
シャンプーとリンスは100円均一で購入し,体は水で洗いました。
服や下着はその5年間で1度も買わず,靴だけは穴が開いたのでリサイクルショップで1度買いました。
食事は朝はパン一枚のみ,夜はみそ汁とごはんとメインが一品に決めました。
主人のお弁当は前の日の残りなどで作りましたが,私のお昼はおにぎり二個を貫きました。
飲み物は職場の水です。
食料を買う時は単純な高い安いではなく,その食品の可食量に対するコスパの良さで選び,例えば1個100円のトマトよりは,1個150円のキャベツや大根を買いました。
調味料は原則塩で,時々主人のおごりでコンビニコーヒーを飲むときにスティックシュガーをたくさんもらって,砂糖はそれで全て賄っていました。
主人に予定が入って一人で食事する日は,スーパーの試食で凌ぎました。
また,通勤で1駅電車に乗る必要があったのですが,雨の日も台風の日も往復歩いて,1日380円の交通費を浮かせていました。
お給料日だけはご褒美で帰りだけ電車に乗り,幸せをかみしめました。
貧乏にはある程度慣れましたが,貧乏の出口が見えずに,一人でお昼のおにぎりを食べながら涙が出たこともありました。
今思い出してもちょっと辛くなる,苦しい貧乏生活でした。
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