高校時代に出会った友達の話ですが、家はごく普通の一般家庭で月のお小遣いを貰っていたものの某アイドルグループのグッズに浪費し特にアルバイトをしている訳でもないので、常に金欠で友達と遊ぶお金もないような子でした。
しかし、交通費やお昼代くらいは捻出できたようでよくクラスメイトと遊んでいたように思います。
しかし、遊ぶ中で当然お昼や晩御飯を食べる事があるのですがみんなそれぞれ好きな物を注文する中、彼女だけ節約といってドリンクバーだけだったり安いサラダだけだったりと、逆にこちらが気を遣う程でした。
それ以外にも皆でクレープを食べようというとお金が無いと言い出してどうしても食べたい別の子が奢ってあげるから行こうと言うと目を輝かせて喜んでいたのを思い出します。
ただ、それが毎回のこととなると流石の私達も自身のお金を使いたくないからワザとやっているのでは?と思い始め、彼女と遊ぶのを控えるようになりました。
それから数年経ち私も東京に上京してほぼ連絡を取る事がありませんでしたが、今年のGWに地元へ帰り彼女を含めた数名と遊ぶ事になりました。
その時も最近節約してるんだと言っていたので相変わらずだなと思いながら集合場所の近くのカフェに入りました。
次々と注文していく中で彼女が私の前に並んでいたのですが注文する様子がなく、どうしたの?と声をかけるとどれも高くて悩んでると困ったように言われ、なら1番安いのにしたら?と言うとでもな〜と悩み続けていました。
奢って欲しそうなオーラを醸し出していたので甘やかすまいと最初は奢らないつもりでした。
でも他のお客さんも並んでおり非常に恥ずかしかったため私が出してあげるから早く決めてと言うと、じゃあこれにすると先程まで悩んでいたのが嘘のように一瞬で決まり良い大人のする事ではないな、と呆れました。
その後夕食時にはすんなり自身でお金を出していたのを見てカフェでの様子を見ていた別の友達と驚いたのをよく覚えています。
学生時代から悪化して、遊びに行く時は大体人に奢ってもらい自分の好きな物を買ったり浮いたお金を生活費にあてていたらしく、あまりにも酷い節約術に呆れを通り越して友達として悲しくなりました。
他の友達が金欠でも奢った経験は1度もないらしく、節約がしたいなら自身の生活を切り詰めれば良いもののお願いする訳でもなく他人に奢らせ続ける生き方にもはや感動さえ覚えます。
奢って貰えないとケチと文句を言うことがあり、しかし言い返されると拗ねてしまうのでそろそろ縁を切ろうかなと考えています。
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