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私には昔からの仲の良かった知人がいたのですが、残念ながら去年離婚することになったのでした。
その知人はまだ20代前半の頃に早くに結婚をして、そして直ぐに子供にも恵まれたのでした。
ところが、若くして結婚をした為か夫婦喧嘩が絶えなかったようでした。
私は時折、その知人とあってはそういった話を良く聞いていたのでした。
その為、私も仲の良い知人な為いつも心配はしていたのでした。
ところが、残念ながら遂に離婚することになったと聞いて、本当に私自身もショックだったのです。
非常に性格も明るくて優しい女性なだけに相当辛い思いをしたのだろうと思ったからなのです。
その知人は何と夫から度重なるDVを受けていたようなのです。
そして、聞いたところ結婚してから直ぐにそのDVはあったようなのですが、直ぐに子供を身ごもった為に誰にも相談出来なかったようなのです。
また、言ったところで直ぐに離婚と言うのにも抵抗があり、更には子供に産まれて父親が居ないと言うのは残酷とまで考えたそうなのです。
ですので、その知人は私にも相談すること無く一人でずっと悩んでいたそうなのです。
しかし、今現在40代になったところで子供も成人を迎えたので離婚することを決意したそうなのでした。
勿論、そんなことを知人の夫は知らなかったようなのですが、私に話した今のことを全て夫に言ったところ離婚を承諾してくれたようなのです。
私もまたそれを聞いてホッとしたのです。
もしも、そんな話を聞いて知人の夫が離婚を承諾してくれなかったならば、どうなっていたのだろうかと考えると怖くなったからなのです。
そして、それからしばらくして知人は離婚をしたのでした。
幸いにも子供はもう20歳になったと言うことで特に親権争いなどをすることはなかったようなのです。
また、知人は元々看護師をやっていたと言うこともあり、再び一人で看護師として生計を立てて行くとのことでした。
本当に今、思えば私もなぜそのようなことがあったのかを気付いてやれなかったのかと後悔しています。
知人とは時折会っていたにも関わらず、全く気が付かなかったのです。
いつも明るくて優しいだけに、その表情からは幸せなんだと思っていました。
ところが、それとは裏腹に悲痛な思いをずっとしていたんだと思うと、こちらまで本当に辛くなります。
しかし、今では再び前向きに人生を歩んでいるので本当に良かったと思っています。
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