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私の友人の一人に、よく言えば節約家、悪く言えばドケチな人がいます。
一緒に買い物に行っても財布を出す姿を見たことがほとんどありません。
・いつもスッピンノーメイク
グループでアミューズメントパークに行っても必ずお弁当や水筒などを持参してきたり、服もいつも毛玉だらけだったり所々ほつれたりしています。
30歳を過ぎてもメイクなどはしたことがなく、いつもスッピンノーメイクです。
化粧はお金がかかるからという理由で、洗顔も体を洗っている石鹸でそのまま顔まで洗うという驚愕なスタイルを極めています。
しかし性格はとても明るくて面白いので、私は大好きです。
・食事に誘われる
先日、久しぶりに食事に誘ってきたので、珍しいなと思いながらも心待ちにしていました。
お店は友人が決めてくれるというのでお任せしていると、なぜか待ち合わせ時間等は連絡があったものの、お店の詳細は教えられませんでした。
ちょうどその日が私の誕生日だったので、もしかしたらサプライズを考えてくれているのかも・・・と淡い期待を抱いていました。
当日、待ち合わせ場所に現れた彼女は、相変わらずノーメイクで袖の伸びきった服を着ていました。
変わらないなーと思いながら、食事の場所はどこだろうとワクワクしていました。
ついていくと、なぜか広場のベンチに案内されました。
私が不思議そうにしていると、彼女は早く!とベンチから手招きし、持っていた手提げバックから「これ、作ってきたからここで食べよう!」と差し出しました。
一瞬目を疑いましたが、彼女はなんと手作り弁当を持参していたのです。
しかもなぜか私の分しかありません。
私が戸惑っていると、「大丈夫、私はこれ食べるから!」とホットケーキを小さく切ったようなものを出してきました。
私がどうして友人の分はないのかを聞くと、二つもお弁当を作ると勿体無いからだそうです。
夕暮れのベンチで、かたやお弁当を広げ、かたやホットケーキの端くれを食べている奇妙な絵図がベンチで繰り広げられました。
お弁当自体はとても美味しかったのですが、時期的に寒かったことや隣で震えながらホットケーキを食べている友人が気になって集中できませんでした。
しかもお弁当を完食した私に少し残念そうな笑みを浮かべた友人の表情を忘れられません。
更にショックだったのは、別れ際に「お誕生日おめでとう」と言われたことです。
なんなら忘れてくれていた方が救われたのに、と。
さすがにここまで節約するなんて、と引いてしまいましたが、なぜか憎めないのは彼女のぶれない人柄がそうさせるのだと思います。
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