結婚をしたときに、私は大学を卒業して間もない時期でしたが相手の借金があることを知らず、いきなり貧乏生活に突入しました。
少しの貯金はありましたし、夫は会社員だったのですが、キャッシングを2社からしているため新婚生活のスタートだというのに毎月2社に2万円程度ずつ返済してへこみました。
子どもも生まれたので本当にお金がなくて、新生児を抱えて仕事が出来ませんし、車のローンもひと月3万円支払わなければならず、月五万円渡されてこれで何とかしてと言われました。
でも、食費とベビー用品を買ったら何も残らないですし、その後夫が仕事をやめてしまい年金や健康保険料などの納付書が毎月来るようになったため、数か月滞納してしまいそのままにしていたところ、一気に口座から13万円ほど強制的に引き落としになっていたので驚きました。
主人名義の私が管理している口座だったのですが、税金が未納だと市から差し押さえにあうのだということを当時初めて知ったとともに、情けない気持ちになりました。
夫が仕事をしょっちゅうやめるので、社会保険に入れずに国民年金と国保だったのですが、手取りの収入が低いので滞納してしまうことが多々あったため、大人として情けなかったです。
貧乏すぎて基本的に何かの納付書が来ても見ないふりをしていましたし、掃除機があっても電気代の節約をするためにほうきとぞうきんの生活で、お風呂も近所にある実家に入りに行ってガス代を浮かしたりご飯もなるべく実家で嫌な顔をされつつお世話になっていました。
外出をするとお金を使ってしまうので、なるべく外出は避けるようにして、子供と一緒に公園に行く程度の毎日でした。
結婚したというのに結婚指輪や新婚旅行、結婚式なども当然ありませんでしたし、周りの友達がキラキラした生活をしているというのにジャージを着て髪をひっ詰めて髪の毛も自分で切っていました。
それまでは都内の有名美容室で切っていたのですが、全く縁が無くなってしまい、頻繁に自分でカットしていたおかげで当時の写真を見ると変な髪型をしています。
当時はネットがあまり普及しておらず、ネットの懸賞やゲームなどの当選率がかなり高かったお陰もあって、毎月何かしらあてて生活費を浮かせていました。
具体的にはメイク用品や調味料、レトルト食品やアイスなどが良く当たったので、当時は本当にラッキーでしたがそれが無かったら本当に厳しかったです。
青春時代がバブル崩壊で20歳前後が氷河期、現在に至るまでずっと貧乏ですが結婚当初は夫の借金やローンの返済で最も貧乏でした。
現在は住宅ローンに追われ結局貧乏です。