アクアエクササイズで窒息死しかけました。
私が窒息しかけ、命の危機に瀕した時のお話をします。
友達からの誘いで、私はプールに通っていました。
といっても、子供が行くような水泳教室ではなくて、運動不足を解消するために行う、アクアエクササイズでした。
アクアエクササイズ自体はとても簡単なもので、とくに大変なことはありませんでした。
かるくジャンプをしてみたり、歩行運動をしてみたり、クロールのように激しい動きはなく、泳ぐにしても平泳ぎぐらいです。
ちょうどその頃は、通い始めて3ヶ月ぐらいでした。
慣れてきた事から、少し油断していたのも事実です。
・足がつってパニックになってしまいました。
友達と話しながらゆったりと泳いでいた時に、事件は起こりました。
無意識に爪先立ちした時に、足がつってしまったのです。
つる経験なんてほとんどなかったので、突然の痛みに驚いてしまいました。
その瞬間、足が滑って水の中に沈んでしまいました。
体が正常に動かず、もがいているうちに、水をごくんと飲んでしまったのです。
大体水深は150センチぐらいで、足はついています。
しかし、私はパニックになってしまって、必要以上に水を飲み込んでしまいました。
友達は最初は驚いていましたが、すぐにケラケラと笑いました。
鈍臭いわね、何してんのよ、とでも言うように。
・窒息死しかけました。
しかし当の本人の私は、命の危機に瀕していました。息ができないのです。
水が喉に詰まったのか、息を吸おうとすると、何か引っかかっていて、酸素を取り込めないのです。
必死に咳き込むのですが、全然引っかかりはとれません。
私はパニックにパニックが重なり、だんだんと意識が朦朧としてくるのがわかりました。
ただ事ではないと知ったのか、友達が必死に声をかけてきます。
コーチの方も来て、私に何か叫んでいます。そこからは意識がなくなってしまい、あまり覚えていません。
次に目が覚めた時には、ベッドの上でした。医務室らしき場所に運ばれたらしく、看護師さんがついていてくれました。
まだ頭痛はしましたが、生死に問題はないとのことで、ホッとしたのと同時に恐ろしくなりました。
まさか足がつった状態で、呼吸困難になり、窒息死しかけたのですから。
しばらくは安静にしてくださいとの事で、もう一度横になると、友達が涙目で駆けつけてきました。
彼女も恐怖を感じてしまったのでしょう。あまり覚えていませんが、叫んでいたのは覚えています。
・まとめ
結局私と友達は、水泳教室を辞めました。あんな事が起こっては、いるにもいられませんでした。
もう私はプールには入らないだろうと思います。