高校生のアルバイト店員が業務中に不適切な動画を投稿したことが問題視されているというニュースを見ました。
くら寿司ではさばいていた魚をゴミ箱の中に放り込み、再度まな板に戻す様子がスマートフォンで撮影されており、SNSを通じて拡散されていたようです。
また別のコンビニでもおでんの具を口にくわえている動画が発見され、同様の不適切な動画による投稿は後を絶ちません。
このようなニュースを見て初めに思ったのは、今回たまたま動画が投稿されたことで事態が発覚したものの、同じようなことは過去にも起こっているのではないかということでした。
ひとたびこのようなことが起きると、外食やチェーン店に対する信頼性が業界全体を通して大きく揺らいでしまうので、決してあってはならないことだと思います。
とくに食品の安全管理は販売する店として最重要な部分でもあり、気軽に外食にも行けないような世の中になってしまうのではと危惧してしまいます。
また今回の事件は、雇用の面でも考えさせられることが多いように思います。
アルバイトとしては高校生から働くこともできるわけですが、高校生のアルバイト店員にどこまでの業務を任せ、どこまで権限を与えるのかというのも考えなくてはならないと思います。
アルバイトという責任の少ない立場だからこそ起こった事態だとするなら、食に関する仕事に就く人の雇用の仕方から考えていくべきではないでしょうか。
もちろんすべての高校生がアルバイト中に不適切な行動をとるわけではなく、あくまでも世の中に大勢いる高校生アルバイトのほんの一部による行動であると思いますが、その一部の人によって高校生全体の見方が変わってしまうことも残念なことです。
アルバイトとはいえ社会の中で働いている以上、自分の行動が社会や組織全体に影響を及ぼす可能性があることを自覚するべきだと思います。
ましてや不特定多数の人の口に入るものの扱い方については、企業側も慎重に指導すべきではないかと思うのです。
毎年、恵方巻きが大量に廃棄されているというニュースも見ましたが、不適切動画の件も食にまつわるものが多いようで、現代人の食に対する価値観が薄れているようにも感じます。
大人の側としても食べ物の大切さきちんと教えなくてはならず、この件を反面教師にして食べ物の大切さや社会のモラルを守ることの大切さを教えていきたいと思いました。
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