3月12日。大戸屋ホールディングスは、従業員による不適切な動画により、一斉休業を余儀なくされました。
従業員への再教育、並びに店舗の清掃を行う事となり、この事に伴う損失としては、1億円とも言われています。
更には役員報酬も減額との発表となりました。
ですが、いわゆるバイトテロが行われたのは、大戸屋だけではありません。
今やバイトテロの恐怖は、どの飲食店でも起きる可能性があるのです。
ですが、なぜバイトテロというものが蔓延するのでしょう?
SNSが発達したからなのでしょうか?
それとも、善悪の区別がつかないほど、幼稚な考え方しか出来なくなっているのでしょうか?
バイトテロを行っている本人は、単なる悪ふざけというだけの感覚でしかないのかもしれませんが、企業にとっては死活問題になりかねません。
1度でも食への不信感を顧客が抱いたら、かつての活気を取り戻すには、長期間掛かると想定しておかなくてはなりません。
元の活気を取り戻せないまま、閉店に追い込まれるという店も出てくる事でしょう。
大戸屋も、安くて美味しいご飯を提供してくれるという事から、老若男女問わず人気があるチェーン店です。
バイトテロが大戸屋にもたらした損害は、これで終わった訳ではあリません。
これから、大戸屋がいかに従業員の研修を徹底したとしても、1度失った信頼は取り戻せると、思えるでしょうか?
バイトテロによる損害を、真剣に考える時ではないでしょうか?
アルバイトであっても、店の信頼を守る事は、最低のルールではないでしょうか?
再発防止の方法も、企業によっては、厨房へのスマホ持ち込み禁止としている企業もあります。
確かに、スマホを持ち込まなくては、SNSへの投稿は出来ません。
ですが、その事よりも、もっと肝心な事があるのではないでしょうか?
バイトとはいえ、従業員として働く以上、仕事に対する誇りや熱意が必要なのではないでしょうか?
そして、 バイトテロを行った人は、その後はどうなると思いますか?
裁判となり、高額な損害賠償を請求されて、それで全てが解決する訳ではありません。
ネット社会の恐怖は、バイトテロを行った者にも、やはり忍び寄るのです。
本名や素顔がさらされ、この先の就職も困難になる事でしょう。
バイトテロが企業に、そして個人に、与える影響を今一度考えてみる必要があると思います。
間違っても、ニュースで取り上げられる事がないように、一人一人が、その大切さを肝に命じる必要があります。
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