障害児のワンオペ育児で辛い子育てでした。
長男は2歳のときに発達障害があることがわかりました。
生まれた時からとにかく寝ない子で、激しい偏食、慣れない場所での泣きわめき、暴れなどが激しく、毎日ぐったりな子育てをしてきました。
さらに2歳を過ぎたころに夫が地方に転勤になり、かなりの田舎のため子育て支援が乏しく、その地域を調べてみても療育施設などがなかったため、当時評判の良い療育施設に通い始めたばかりということもあり、単身赴任を選択しました。
・24時間のワンオペ育児
そこからは本当に24時間のワンオペ育児が始まりました。
抱っこでなければ寝ない子で夜もようやく抱っこで寝かしつけてから布団におろすようにしていましたが、1時間もしないうちに起きてしまいます。
そのため抱っこでの寝かしつけに1時間、布団におろして1時間といういペースを夜中に4~5回繰り返し、睡眠は30分くらいのこま切れを4回ほどで全く寝た気がしませんでした。
それは1歳半から2年半くらい続いて、自分でもよく倒れなかったものだと思います。
唯一の救いは療育施設の先生たちが、私の状況を心配してくれて、とても親身に相談に乗ってくれたことです。
また療育施設では2歳までは親子通園ですが、3歳からは子供の単独通園になり4時間ではありますが、その間に体を休ませることができるようになり、かなりの救いになりました。
・夫や両親の理解が進まなかった
しかしワンオペ育児をずっとしてきたため、夫や両親の理解が進まなかったことでは辛い思いをしました。
夫は息子に発達障害があることは受け入れたようですが、泣きわめく子供のお世話に自信が持てずに、子供を見るのは私の役目で自分はお手伝い…というスタンスを崩しませんでした。
私が久々に友人に会いに行きたいと言っても、自分一人では見れないから子供の療育に預けている間に行ってきて…と言ってきました。
実家の両親は車で30分くらいのところに住んでいるのでたまに会うことはありましたが、パニックがひどく、普通の子供と全く違う様子の孫を一歩引いてみているようでした。
特に母は夫が単身赴任になることをつたえたとき「私は手伝わないからね。あんたひとりで育てていけるの?」と言われとても悲しく思いました。
療育施設で同じく障害を持つ子のママと話していると子供の障害がわかったとき実母に「この子はみんなで育ていけばよいんだからね、と言ってもらえて勇気がもてた」と言っている人もいて、なんだか自分の境遇ががとても悲しいものに思えてきました。
・まとめ
しかし障害がわかってから現在は10年たち、子供は特別支援学校に通っていてまだまだ大変な部分も多いのですが、子供の成長が私の支えになり、またほぼ一人で育ててきた…ということが自信にもなっています。
一番辛い時期は1歳半~4歳くらいまででしたが、その時期の頼りは家族ではなく、専門家の先生たちでした。
そんな状況であっても育ててこられたことで、今後もきっと大丈夫と前向きに頑張っています。