貧乏

お金が無くても免許が欲しい!貧乏学生教習所生活

我が家は長男、長女、次女の家でした。

姉と私、弟の3人姉弟です。

長男、長女にかけるお金はあっても次女の私を大学へ行かせるお金はありません。

長女が親のお金で大学を卒業する頃、私は奨学金とアルバイトで大学へ入学しました。

週6でバイトをかけもちです。

サークルや合コン、合宿ゼミなど一度も行った事がありません。

父は趣味と酒に命をかける人で、日々の食費は私のバイト代と母の内職代で賄う日々です。

姉と弟は家計に興味が無かったのでしょう。

気の向くままに親にお金を無心します。

貧乏暮らしを自覚しているのは私と母だけでした。

家は築戦前か?くらいの借家。

地に建っているのが不思議なくらいです。(実際かなり傾いてましたが)

どこから見てもかなり生活に困っている家庭だったんですけどね。

姉と弟に苦労をさせるわけにはいきません。

私が稼がねば、と常に思っていました。

そんな私にも夢がありました。

それは自動二輪、バイクの免許を取ることです。

バイクの免許があればもっと割のいい仕事ができる、将来きっと役に立つと信じていました。

何よりもバイクの免許は普通車の免許よりもずっと安く取れます。

そう、私は浅はかだったのです。

入所費用と5時間程度の教習費を貯めて、自動車教習所の門を叩きました。

125CCまでの小型自動二輪でも、149センチの私が扱うのは至難の業です。

教習内容はシビアで、あっと言う間に体中あざだらけです。

ハンコがもらえない日もありました。

お金が尽きれば当然教習は受けられません。

次のバイト代が入るまで教習お休みです。

バイクは体で覚えるもの、時間が空くと致命的です。

貧乏人には運転免許は高くつくものですね。

うどんの汁をどんぶりに注ぎながら、頭はバイクのことばかり考えていました。

バイクに跨る自分をイメージすると、搾取されている自分がこの家から出て行けるような気がしていたのです。

少し時間はかかりましたがどうにか免許取得。

知り合いからスーパーカブを譲り受け、通学です。

電車賃とバス代が浮きました。

バイトにもバイクで通い、少し遠くの店にも通えるようになりました。

大学を卒業して就職しましたが、バイクの免許はそれほど役に立ちません。

固い職業に就いたので長女である姉の家賃を負担し、長男である弟の学費を出して結婚式を挙げさせてやることができました。

自分の為にお金を使ったのはこの自動二輪免許だけかもしれません。

だからこそ私にとってこの免許は、今でも胸に光輝く勲章なのです。

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