夜になると元気になる、何冊も絵本を読んでもまだ眠らない、こんなふうに子供が眠らず、子育てに苦労をした方は少なくないと思います。
私も子供が小学校低学年ころまでは、なかなか寝付いてくれなくて子育てに苦労をしました。
なかなか寝付いてくれないと翌朝は起床が遅くなってしまいます。学校がある日は早起きをしないと遅刻します。
うちの子は寝つきは悪いくせに本当によく眠ることで、学校がおやすみの日には起こさなければお昼頃まで眠っています。
こんな状態なので平日は起きるのが大変です。
大きな音の目覚まし時計を鳴らしても、私が揺り起こそうとしても、「あともう少し」となかなか布団から出てきません。
そして、起きるのが遅いために朝食を食べられず、慌てて家を出ていくことになります。
先生が教室にやって来ると同時に子供も教室に入ったということが何度もあります。
また、朝ごはんを食べないために日中はぼーっとしてしまうようで、先生から何度か注意をされたことがあります。
こういった状態が中学・高校と続いてしまうようでは学力が心配です。
社会に出たときには、やっていけるのか不安になります。
しかし、早起きするために早寝をさせたいのですが眠りません。
夜11時過ぎまでテレビを見たり、ゲームをしたりして過ごしてしまうのです。
夜中に明るい光が目に入ると睡眠を促すホルモンのメラトニンの分泌が悪くなってしまい、寝つきが悪くなったり、睡眠の質を低下させたりします。
そのため、夜は明るい光を見ないようにさせたいのですが、どうしてもテレビを見たいしゲームをやりたいのだそうです。
テレビを見たりゲームをしたりするのは、他に楽しいことがないからだと思い、絵本を読んで寝かしつけようとしたことがあります。しかし、これがうまくいきません。
布団に入れてお話を読んであげるとワクワクした表情で話を聞いてくれます。
興味を持って聞いてくれるのは親としてうれしいです。
しかし、ワクワク興奮しすぎて眠れなくなってしまうようで「もう一回」「あと一冊」と何冊も読まされてことがあります。
お話を聞くたびに子供はどんどん元気になっていきますが、大人はどんどん疲れて元気がなくなってきます。
親がウトウトしてしまい「ちょっと眠らないで」と子供に叱られてしまったこともありました。
あるときには夜中にアイスを食べたいと起こされたことがあります。
あいにく、冷凍庫にはアイスがなかったため、「買ってきて」とせがんできます。
夜中に出かけるのは大変なので、このときは明日にしてねと説得して眠ってもらいました。
眠ない子供を寝かしつけるのは、親にとって精神的にも肉体的にも大変です。
なかなか寝ない子供に苦労しました。