私の主人は子供みたいなところがある人です。
例えば、何かにハマると周りが見えなくなるくらい夢中になります。
そして今までに色んな趣味にハマって来ました。
主人と出会った時には彼のそんな純粋で子供みたいな所が、今までに出会った事がない男性のタイプでしたので新鮮に感じましたし、母性本能をくすぐられる感じで彼の魅力の一つという風に良い方に解釈をしていました。
でも以前、沖縄に住んでいた時に主人がどっぷりとハマったパラグライダーという、大きいグライダーに乗って空中を飛び回るという趣味にハマっている際の主人とはケンカが多くなってしまいました。
なぜならパラグライダーというのは、その日の風向きや風の強さによって、飛ぶことが出来る日と、いくら待っても風の状態が良くならずに飛ぶことが出来ない日もあるため、平日、仕事をしている時でもパラグライダーに最適な天候になった時には仕事を抜け出してまで、パラグライダーを飛びに出掛けるうようにまでなってしまったからです。
いくら夢中になっている趣味だとしても、仕事をさぼってまでやるのは間違っていることだと私は思いましたので主人に辞めて欲しいとお願いしたのです。
でも主人はそれを辞めてくれませんでした。
そして私たちの結婚記念日や私の誕生日にも、朝から晩までパラグライダーをしに出掛けて、家に帰ったら「疲れたー」とぐったりしている主人を見ると本当に悲しくなりました。
そして極めつけは、ある日、主人が乗っていたグライダーが急に気流に飲み込まれて墜落してしまったことがあって、もしかしたら主人が大けがをしたり、最悪の場合には命が無いかもしれないと本当に怖かった経験をしたことがあります。
幸い、主人が墜落したのは木が生い茂ってる所だったので、木にグライダーが引っかかったお陰で主人は大きなケガをすることは無かったのでホッとしたのですが、あの時は本当に怖かったです。
だから主人にお願いだからパラグライダーで飛ぶのは辞めて欲しいと懇願したのですが、「平気だったんだからこれからも続けたい」と言って、そのままパラグライダーを楽しみ続けました。
そんな主人を見ていたら、「私のことよりも自分が夢中になっている趣味の方が大切なのか?」と疑問を持つようになってしまって、彼のことが嫌いになりそうになりました。
でも私のそんな気持ちや不満を彼に正直に伝えると、主人も多少は反省したようで、その後は結婚記念日や私の誕生日には外出せずに一緒にお祝いをしてくれるようになりました。
ですので私も主人が好きなことをさせてあげたいと思い始めました。
ですがその後も主人は色んな趣味にハマって、その度にその趣味にどっぷり夢中になって、その趣味を楽しむためにかなりの出費をしつづけていて、そのせいで家計が苦しくなっています。
趣味を楽しむことは良いことだとは思いますが、主人の場合は夢中になり過ぎて周りが見えなくなってしまうほどなので、その点は本当に直してほしいと願っています。
主人の子供みたいなところは今でも好きなのですが、それでもやり過ぎる所はやっぱり直して欲しいです。
もしそこを直してくれたら、私たち夫婦の関係はもっと良くなるのではないかと思うからです。
主人が趣味に夢中になり過ぎる