2020年現在、住宅ローン13年目です。
残り17年あり返済は長い苦しみです。
私は、今から13年前(2007年)の32歳の時に住宅ローンを組みました。
住宅ローンを組んだきっかけは、2004年にそれまでお付き合いしていた夫と結婚して、夫の実家で夫の両親との同居が始まり、翌年に長男が誕生、その翌年には次男が誕生し、家の中が賑やかになるのは良かったのですが、もともと狭かった夫の実家で、赤ちゃん含めた家族6人が暮らすには無理が出始めていたので、夫の実家の隣にあった畑に新築で家を建てることになったのが始まりになります。
我が家が家を建てた2006年から2007年頃は、世界的にもまた社会全体の経済としても上昇気流にあり、金利も年々上昇していました。
そのため、当時の金融機関に住宅ローンの相談に行くと、どこも口をそろえて言っていたのが、「これから景気が良くなるとどんどん金利が上がるので、借りるなら今すぐ借りないと、遅くなればなるほど大変なことになりますよ。」と言う借りる側を急かす言葉でした。
これらの言葉は後々リーマンショックが起きて、全て嘘になるのですが、そんな先の事がどうなるのかなんてのは、誰にもわからず、神のみぞ知る状態であったのは確かだったと思います。
それくらい夫の会社の景気も良くて、ボーナスも沢山もらっていたので、今後も上がるだけで下がることはなく、その後にリーマンショックが起きて、景気も給与も一気に下がるなんて、本当に予測不能でした。
ある意味、我が家は脳天気だったのかもしれません。
さらに不利だったのは、夫が6歳年上で、家を建てた時に既に37歳だったので、俗に言うフラット35と言う低金利で35年返済できるローンの条件であった35歳以下の対象外になってしまっていたことです。
その辺の年齢に関しても、今後借りられる方々は注意した方が良いかもしれません。
つまり、借りるなら35歳までに35年返済で借りた方がお得になります。
そうは言っても仕方ないので、私たちは30年返済で住宅ローンを組むことにしました。
その時の金利は最安値で10年固定2.5%でした。
まだ普通のサラリーマンよりもマシだったのは、夫の両親の土地に建てるので、ローンは家の分の2000万円だけで済んだことでした。
それでも、毎年約100万円をその後、2017年の10年間、返済していくことになりました。とにかく苦しかったです。
何が一番苦しかったと言えば、夫の会社の景気が家を建てた翌年の2008年からリーマンショックの影響で悪化して、給与もボーナスも下がってしまったことでした。
それなのに、家のローンは景気が良かったころのままで返済していたので、他にも使いたかった車の買い替えや子供の教育や行楽費用など、ずっと我慢の連続です。
そして、やっと10年固定の住宅ローン金利2.5%の契約更新の時が来て、即座に変動金利の0.8%に変えました。
変動になったので、毎年毎年、日本の景気が良くなって、銀行の金利が上がらないかドキドキしていますが、ハッキリ言います。
日本の景気はもうよくなりません。
なので、今借りるなら変動が良いです。
変動の方が明らかに金利が安いからです。
どうなるか分からない先のことよりも、今よくなることを考えた方が良いです。
そして、変動金利にした途端、毎年の住宅ローンの支払いも、約30万円も下がりました。
最初から変動にしていれば、10年間で約300万円も無駄に払っていたお金を、もっと有効に使えたと思うと悲しくなります。
まだまだ住宅ローンは17年ありますが、今後も何が一番最適なのかをよく考えてから、住宅ローンを組まないと、本当に相手の言いなりでは大損することがあります。
これから住宅ローンを組む皆さんも、金融機関や住宅メーカーは平気で嘘と言うか、しょせん他人事なので、適当なことを言いますから、十分勉強して注意して住宅ローンを組んで下さい。
ご健闘をお祈り致します。
急いては事を仕損じる住宅ローン