60歳に突入して私が実感したことは、本当に歳を取ると、足腰の機能が低下すると言うことでした。
それまでは、元気にやり過ごせていた内容であっても、なかなか立ち上がるのが難しかったり、何か急用を思いついた時に勢いよく起き上がれなかったり等、シニアとなり身体の節々について様々な弊害が出ていると言うことがよく分かりました。
私はそんな中で初めての経験をして、非常に人生がこれまでになく充実しているなと思った瞬間がありました。
それは、60歳になって定年となり、これまで実施していた仕事をやめて、自分自身が解き放たれた感じになった瞬間に物凄く寂しい物を感じたのです。
これは言葉では中々表現することは難しくて、実際に20代の頃から、仕事をしてきて、60歳で定年になった人しか分からない内容であると思いました。
ここから身体の機能の低下を改めて実感することと、仕事を失ったと言う形で、ショックを受ける自分がいる一方で、解き放たれた感じもありました。
ですので、嬉しい感情もあったと思います。そんな不安定な状態で気を紛らわす形で始めましたのが、まずは「婦人会に入る」と言う簡単なことから始めてみようと思いました。
地元の集落では、婦人会となるものが結成されておりまして、それは、定年を過ぎた年齢からでも加入できると言う内容でありましたので、婦人会に入ってそれまでできなかったことに挑戦してみよう!と強く思いました。
私が、婦人会に入ってまず嬉しかったことは、誘い合わせて、近くに大きな山があるのですが、トレイル(自然道)と言う形でその山を婦人会のメンバーで登山できるのが非常に生き甲斐で嬉しい内容です。
登山すると、今まで地元にいて、なんでこんな素晴らしい山に登ることができなかったのか?と言う気持ちになれる程、登山して山頂に辿り着いた時は、非常に嬉しい気分になれました。
また、標高もそんなに高くはなく、250m程度でありましたので、2時間程度で気軽に登頂できる内容でありました。
それ以外にも、文化展に出品したり、様々な作品を展覧会と言う形に、出品させて頂けることも今までにないことで大変嬉しかったです。
また、婦人会と並行して、カラオケは、今まで行きたくでも一人ではいけなかったのですが、婦人会のメンバーの中の方で凄く気さくに話せる方と知り合うことができまして、その方と一緒にカラオケに通い出すようになりましてから、更に人生が充実する形となりました。
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