子育てに関しては毎日のように大変な思いはしていますが、やはり最も大変さを感じるのは小さい時の病気です。
小学生になってからでも高熱が出たりすることもありましたが、小学生にもなると自分で「頭が痛い」「お腹が痛い」「気分が悪い」と言ったある程度の症状を口で伝えることができるので、大変さもそこまではありません。
でも3歳4歳ぐらいまでに起きる病気に関しては、子供の方から症状を伝えることができないので親が察知しなければなりません。
突然体が熱くなって体温を測ると39度を超えていることも一度や二度ではありません。
単なる検査のつもりで小児科に連れて行ったら、地元の大きな総合病院に紹介状を書かれて連れて行くことになったこともありました。
最も大変に感じたのが子供が3歳の時にロタウイルスというのにかかった時でした。
ある日突然40度近くの熱が出て小児科に連れて行くと、「ノロウイルスかロタウイルスの恐れがあるから大きい病院で詳しく診てもらってください」と言われました。
紹介された総合病院に言われるがまま連れて行くと、すぐに便をとるように言われました。でもその日の朝に便を出てしまっていたためなかなか出てくれません。
病院側としては便を検査してウイルス性のものかどうかを判断しないと病棟も決められないとのことでした。
結局ふらふらした状態のまま便が出るまで4時間ほど病院で待機することになってしまいました。
その間子供は何もできずにただ40度の熱の状態のままふらふらしているだけでした。
ようやく便が出た後検査をすると小児科の先生が仰っていたとおりロタウイルスでした。
感染症ということでそのまま専門病棟で入院となりました。
当時我が家は夫婦共働きであったため、突然の入院に相当に慌てました。
私も旦那も入院した経験がなく、子供を含めて初めての入院だったこともあり何をどうすればいいのか分からなかったのです。
とりあえず私の方が有給をとって会社を休み、子供の看病に集中しました。
結局10日間程入院したわけですが、その間の子供の下痢や嘔吐の症状を見ているとかなりかわいそうな気持ちになりました。
もう少し年齢が上がってからの病気であれば、色々と症状を子供から聞くことはできるのに、3歳の子供では全く症状を伝えることができず、こちらも何も分からないまま看病していた状態でした。
今思えば、その頃にそのような大きな病気の経験をしていたことで、その後の子供の病気に関して親としてもかなり免疫がついたように思います。
子供の病気で大事なことは親が慌てずに冷静な対処をすることだと思います。それを勉強させられたのがロタウイルスだったように思います。
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