恋愛で一番辛いと感じた瞬間
私には、結婚を意識した人がいました。
まだ二十歳と若かったのですが、相手は私よりも年上の23歳で、私は、彼にかなり夢中になっていました。
毎朝、彼のためにお弁当を作って、彼が留守の間には部屋の掃除もして、気分はまるで彼の奥さんのようでした。
会社では、二人が交際していることは秘密にしようと彼に言われた時には、一瞬、え?と思いましたが、彼が先輩にからかわれるのは嫌だと言うので、渋々納得しました。
・男子社員がニヤニヤ笑うようになった
変だなと感じたのは、同僚の態度でした。
やたらと男性社員が私の方を見て、ニヤニヤと笑うようになったんです。
その時は、私の気のせいかと思ってたんですけど、それが2度3度となると、さすがに気持ち悪いなって思ってきたんです。
そして、そう感じているのは私だけではありませんでした。
他の2人の女子社員も、同じように感じていたらしく、一人の女子社員がそのことを私に相談してきたのです。
・デザインが同じ指輪をしていた
社長や上司に報告をした方が良いのか悩んでいると、ふと、女子社長の指輪が気になりました。
デザインが、まったく同じなんです。
もちろん、デザインが同じ指輪なんてよくあるのですが、問題はその指輪が、彼のオリジナルだということなんです。
世界に一つしかないデザインの指輪をしているなんて、そんなことがあるわけないのです。
私は、まさかとは思いましたが、一応彼女に確認をとりました。
そして、内緒なんだけどと、彼のことを話してくれたのです。
信じられないことに、私は二股をかけられていたのです。
私は、ニヤニヤしていた男性社員を呼び出し、真相を聞き出すことに成功しました。
信じられないことに、他にも2人の女子社員と交際していることがわかったんです。
・無料で頼めるメイドさん
結局、4股をかけられていたのですが、もっと許せないと思ったのが、お弁当です。
彼は、恋人全員にお弁当を作らせ、昼休みの時に一番美味しいのだけ食べるそうなんです。
そして、私は部屋の掃除でしたが、他の女の子は洗濯やお風呂場の掃除を頼まれていたそうです。
そして、辛いと感じたのは、他の男性社員の前で私たちのことを、「無料で頼めるメイドさん」と呼んでいたことです。
恋愛をしているのは、私だけだったのです。
もちろん。その話を聞いた後、彼に真相を聞きました。
彼は、最初ははぐらかしていたのですが、言い訳は通じないと感じたのか、正直に認めました。
私はその場で彼との交際をやめて、彼もすぐに会社をやめました。
・まとめ
相手のことがとても好きだった分、とても辛い思い出となりました。
それからも恋愛はしてきましたが、あの時の辛さを忘れることは出来ません。
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