歩けなくなったときの家族の対応が辛い
自由に動けないのは辛いです。
車椅子を使ったり、松葉づえをついたりしている方は、さぞかし日常生活に不便を感じていることでしょう。
自分が歩けなくなってしまったとき、そのように実感しました。
・股関節にひびが入ってしまいました。
大雪の次の日、あたり一面真っ白な雪が積もっていました。
一般的には、雪が積もっているときに自転車に何て乗ろうと思わないことでしょう。
しかし、私はどうしても自転車を使わないといけない場所にあるスーパーに買い物に行きたかったのです。
私は車を運転できないので、移動手段は徒歩または自転車です。
自転車に乗れないほどの積もり具合ではなかったので、少しだけ無理をして自転車に乗ってスーパーにまで出かけました。
行って帰って来るまでは無事でした。転ばないようにと慎重に自転車をこいでいたからです。
そして、やっと自宅について「あー、よかった。無事だった」と思ったときのことです。
荷物を持って歩こうと思った瞬間、雪で滑ってお尻をコンクリートについてしまいました。
「うわ!」と思ったときにはもう遅かったです。お尻を打った拍子に股関節に大きな衝撃が加わり、歩けなくなってしまいました。
病院でレントゲンを撮ってもらうと、股関節にひびが入っているようです。
壁に手をつかないと歩けず、病院では車椅子で移動しなければならないほどで、これでは生活に不便なので松葉づえを借りて帰宅しました。
幸いひびが入っていたのは左足の股関節にだけで右足は無事だったので、松葉づえがあれば何とか歩くことができました。
しかし、松葉づえなんてこれまで生きてきて使ったことがありません。
・家族が松葉づえを使うなというのです
狭い家の中で松葉づえを使って歩こうと思うと、家具に松葉づえをぶつけてしまうし、立ち上がるときにはいちいち松葉づえを引き寄せなければならないのです。
部屋の扉を開けるときには片手しか使えないため荷物を持っていると両手がふさがって扉を開けられないし、今までに経験したことがないことばかりでした。
しかも、家族が松葉づえを使うなというのです。床に杖が当たったときに傷つくことが気になるようです。
しかし、歩けない人に向かって「松葉づえを使うな」とはひどいです。そして、部屋を移動するにも苦労している私を見ているにもかかわらず、家族は手を貸してくれません。
・まとめ
歩けないことも辛いですが、家族の対応がもっとも辛く感じました。
幸い1週間ほどで松葉づえなしでも歩けるようになりました。
脚の怪我の後は消えましたが、家族の対応はいつまでも記憶から消えることはありません。
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