中学生のころ、もうすぐ死ぬんじゃないかと思うような命が危険にさらされたことがあります。
当時、私は栄養失調気味で免疫力が低下していました。
それまでも風邪をひくことが多く、病院にいって薬をもらうことがよくありました。
インフルエンザが流行る時期、学校で私の隣の席の子がインフルエンザにかかりました。
本人はかかっていることに気がつかなかったようで、学校に来てしまっていました。
その翌日にインフルエンザで学校を休んでいます。
中学校のクラスの座席は、隣の子とピッタリとくっついています。
1つの授業は50分ほどで、授業はほとんど同じ教室で行われます。
つまり、私はインフルエンザの人の隣に長時間いたことになります。
免疫力が低下していた状態なので、私にうつってしまっても不思議ではありません。
数日したら、咳が止まらなくなってしまいました。
しかし、熱を測ってみてもそれほど高くはありません。
今思えば栄養失調でもともと体温が低かったので、発熱をしてもそれほど体温が高くならなかったのだと思います。
しかし、そのときは軽い風邪程度に考えていて、市販の風邪薬で対処をしていました。
普段だったら、風邪薬を飲むとすぐに治ってしまいます。
しかし、このときはなかなか治りませんでした。
何日も咳が出続けて、次第に咳の頻度が高くなっていきます。
咳が止まらなくて、眠れなくなってしまいました。
そして、寒気がしてきます。
ストーブの前にピッタリとくっついているのに寒いのです。
頭はふらふらとしてきて、なんだかもうダメな気がしてきました。
このままでは死んでしまう、そう思っていたときに学校の保健室の先生から病院に行きなさいといわれて、やっと受診をしました。
これまではただの風邪と思っていたので病院に行こうとは思わなかったのです。
また、学校を休むことに抵抗があり、病院に行けなかったというのもあります。
病院で検査をしたら肺炎でした。
体が相当弱っていたようで即入院です。
入院してからは点滴をして薬を飲んで、1日程度で咳は治まり、体がだいぶ楽になりました。
久しぶりにぐっすり眠ることができました。
薬の力はすごいとこのとき改めて思いました。
現代の技術はすごいです。
インフルエンザの子が学校にこなければ、こんなことにはならなかったのにと怒りの気持ちがありました。
学校に来ていなければ、私が入院なんてしなくてもよかったのに・・。
けれども、命が助かったのでよかったです。
ただの風邪だと思って甘く見てはいけません。
咳が止まらなくて命の危機に