20代の初めに結婚してからは、ずっと夫婦共働きをしていたので生活に使える自由なお金がわりとありました。
そのため、とにかく物欲にかられて買い物をしたりするのが当たり前の生活をしていました。
すでに家具なども必要なものは全て揃っているのに、家具のショップなどにふらりと立ち寄ると素敵な家具が目について、余分だとわかっていても購入してしまったりということがよくありました。
その結果、我が家は、なんとなく雑然としたインテリアになっていて落ち着かない雰囲気になってしまったのです。
でも40代の後半ぐらいから、だんだん物質に囲まれた生活ほど無駄なものはないということに気づき始めました。
年齢を重ねて行くことでミニマムに暮らすことの大切さを実感できるようになったのです。
とにかく部屋はシンプルにして最低限にすれば風水的にも非常に良いことも知り、徹底的にミニマムな生活を始めるべく断捨離を開始しました。
これが私のミニマリストとしての第一歩だったと思います。
ミニマリストとなるためには、まず部屋にある無駄なものを全て廃棄していくことになります。
例えばリビングならソファは必要ないと考えました。
コーヒーテーブルを部屋の真ん中に置いたら、あとは座椅子を2つ置くだけ。
そして二人ともテレビもあまり観ないので思い切って処分しました。
テレビが無いだけでもリビングは広々と感じますし、本当にすっきりとした部屋になるので快適です。
さらにダイニングエリアにも、ダイニングテーブルは置いていません。
以前は持っていましたがきっぱりと廃棄しました。
その代わり、ダイニングエリアには大きめのアイランドを置いてそこで調理をしたり、高いスツールを置くことで朝食や軽めの食事もできるようにしています。
ミニマリストとしての生活を始めてから、友人を初めて招待すると、あまりにがらんとした家の中に最初はとても驚きます。
友人達は、だんだん無駄なものに囲まれた生活がいかに、混沌としていて精神的にも安定しないのかということを振り返る良い材料になっているようです。
そして、ほとんどの友人たちも、いきなり断捨離を始めるのです。
私のようなミニマリストとしての生き方は全ての人たちが共感できるものではないと思います。
でも、物質にあふれている現代では、逆にものに囲まれずシンプルに暮らすミニマリストの生活が、より注目されるようになりました。
また実際にそれを実行し始める人たちも急増してます。
最小限で生活するというシンプルライフが、いかに快適な人生へ導いてくれるのかを理解し始めるようになってきた人が増えてきた証拠なのではないでしょうか。