私が勤めた酷い会社ですが当時40歳だった私は、ファッション雑誌の編集及び取材のお仕事をしていました。
女性だらけの職場で女性である私が編集と新しいブランドの取材などに当たっていたのですが、問題は交通費の支払いがあるときすべて消えていたのです。
何でも、給与システムを新しくしたため、交通費の支払いが反映されていないということで最初は言い逃れてたのですが、それが何回も続くとこの会社酷い会社だというようになったのです。
交通費がなぜそれほど大事であるかですが、会社に行く際の交通費はそれほど重要ではないです。
問題は新しい新規のブランドを取材するようになった際、自己費用でブランドのある拠点まで行かねばならず、その移動にかかるお金が自己負担で往復2万とかだった場合、この取材と言う仕事はもはやただの罰ゲームでしかなかったということです。
しかも取材から帰ってきて再度他のブランドに取材となった場合、果たして誰が行くかということです。
そうなると取材の押し付け合いが始まるのです。
ですので、交通費の支払いをある時突如辞めてしまった私が働いていたファッション雑誌の会社は酷い会社だと言えます。
この他にも消えてしまっているものがあり、食堂の利用に掛かる費用も何故かいつの間にか自己負担になっており、食堂を利用しなくてもお給料から引かれるという始末です。
これにはかなり反発が起き、何故食堂を利用してない者からも差し引くのかということで上層部とトラブルになりましたが解決に至らなかったのです。
私の場合正社員だったのですがこれは、アルバイトも同様に適応されており、頭に来て辞める人もおり、辞めてしまった人の中にはライバル会社に取材内容を転売する人もおり、こちらが雑誌にする前にこちらが書いていた内容そのままがライバル会社に掲載されるなどトラブルが耐えなくなったのです。
その為、私自身も段々と会社で仕事をする気持ちが失せてきて退社させていただいたのです。
ちなみに自主的に会社を辞めたということで退職金と言うものは発生せず、一身上の都合と言う解釈で会社は私の退社を決めたので本来貰えるはずの退職金も無いです。
ただ、それでもやめるべきだったと今でもそう感じます。
その理由ですが、ファッション雑誌自体のニーズが無くなりまして、今ではネットで情報の入手が主になったのでわざわざファッション雑誌を買う人がいなくなり、現在いる従業員の話ではかなり売り上げと従業員数が減ったとのことです。
それらを踏まえると退社は間違いではなかったと思えます。
交通費の支払いが消えた