介護

仕事を辞めて姑の介護をする

私が今までで一番辛いと感じたことですが、私の家庭は共働きでして、私は文房具販売店の事務員として働いていました。

ですが、夫の母、つまり姑が病となり倒れたことでその介護をする必要性が生まれ、私は仕事を辞めて姑の介護をすることになったのです。

これは、はるかに辛い出来事でして、何が辛いかというと、多分ですが、皆さん、介護をしていて最初の内は介護を受ける側から感謝されます。

しかし、介護されることが当たり前になってきますと、話は変わり、だんだんと介護を受ける側がわがままになってきます。

これがとても辛く、わがままな内容が一貫性がなく感情で動くというか直感で言っているような気がします。


私の場合、姑は華道の先生をしていましたので、特にきつかったのが、部屋の掃除の他お花関連です。

ただ単に花瓶にお花を突き刺すだけではだめでして生け方みたいなものがあるのですが、姑はすでに腕が動かなくなるまで体の自由が利かず口出しをするだけということです。

姑の介護を仕事を辞めてまでする必要性があったのかという考えが頭によぎることもあり、ひょっとして、施設に入れるという選択肢が正しかったのではと感じることもあります。

確かに、私の仕事は事務員という仕事で出世こそ望めません。ですが、利点もあり絶対に午後の4時あたりには家に帰ることができました。

その為お給料をもらいながらある程度家事をすることもできまして家庭の足しになっていたのです。

人間、何分お金というものが必要です。収入が一つなくなったわけですから、不安もあります。

私のこの不安と辛い体験ですが、最後は姑が亡くなるという形で終えましたが、介護をするという精神的な辛さと肉体的な辛さ、そして仕事を辞めてしまったことで収入が減少するという辛さはひょっとしたら皆さん体験する可能性もあります。

この時、本当に仕事を辞めてよいのかという選択肢が生まれ、その時、仕事を辞めるか仕事を続けて介護が必要な人を施設に送るかという選択がありますが、後悔しない選択をすることが重要です。

私の場合、ブランクがあっても再就職可能なお仕事でしたので問題なく再度働くことはできましたが、再就職不可能なお仕事もあります。

そうした場合、自分のキャリアとかそういった物を捨てるべきかどうかを判断する重大な場面というものが人によっては訪れる可能性があります。

そうした際、悔いの残らない選択をすることが重要であると私は思います。

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