貧乏

貧乏な為一日一食でフラフラな毎日

私の貧乏の体験は、学生時代にさかのぼります。当時バイトをしながらなんとか学生生活を送っていました。

1人暮らしをしていたのですが、学費だけは親が出してくれていたのですがある日、父の経営する会社が傾いて仕送りが出来なくなると言われたのです。

それだけではなくて、まだまだ年の離れた幼い弟妹がいたので私のバイトの収入から少しですが、実家へ仕送りをすることになりました。

可愛い可愛い弟妹たちが欲しいものを買えない事が可哀想でどうしても何とか少しでもお小遣いをあげたかったのです。

特に、我が家は、父の会社が傾く前は、結構贅沢な暮らしをさせてもらっていたので私は、不自由なく暮らさせてもらえたのでその恩返しの気持ちもありました。

親には、本当にお金をかけてもらい大学に入れてもらったので私がここで大学を辞めてしまったら今までかけてもらったお金が無駄になるだけでなく親に悲しい思いをさせると思って辞めるという選択肢はありませんでした。

私が選択した学部は、とても忙しい事で有名で勉強も凄くしないと卒業できない上に、実習も沢山ありレポート提出などもあり本当に勉強とバイトの両立は大変でした。

幸いなことに、バイト先が個人のお店だったので事情を知っている店長一家が凄く親身にしてくれて満足にご飯代も捻出できない状況も多かった私に、賄いとして夕飯を出してくれたりして助かりました。

お昼ご飯は、ほとんど食べないで過ごすことが多かったです。

周りの友達は、学食が安いと言って食べていましたが、私からしたらうどん210円とかでも凄く高額に思えて夜にバイトがある日は、バイトまで空腹を我慢して過ごしました。

水分は、勿論学校の水道水を飲んでいました。実は今でも喫茶店とかでお茶を飲む習慣がほとんどありません。

しかし、本当に辛かったのは、バイトが無い日でした。学業が忙しくなるとバイトにも行けなくなることが多くてそんな時は、食べる事がままならない事が多く、1日一食とかは、当たり前でした。

しかし、食べない事で頭がスッキリはして集中力は増しました。

当時は、貧乏で今に比べて激ヤセしていて生理も数か月来なかったりして身体には、とても悪かったなと思います。

それでも、学校を卒業したら私の目指す職業は、お給料が一般的な職業よりも多いので今に好きなご飯を食べるぞというモチベーションで頑張りました。

成績も維持して意地でも職業に就くように国家試験に向けて猛勉強しました。

交通費ももったいないので実家には、殆ど帰りませんでしたが、たまに帰る時は、弟たちに、袋一杯の駄菓子と少しのお小遣いとかかわいいタオルとかを買って帰りました。

事情をあまり知らない弟達でしたが、物凄く喜んでくれて本当にかわいくて癒されました。

父と母には、少しずつ貯めたお金を封筒に入れて渡しましたが、全然受け取ってもらえなかったので困りました。

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