何歳になっても生きていく中で学習は付き物です。
そんな中でも英語学習を試みる人は多いかと思います。
学生はもちろんのこと、社会に出てから必要になったり、海外旅行を機に始めたり、そんな英語学習における私の挫折体験談です。
中学生のとき英語が得意だった私は高校は進学校の外国語科に入学しました。
入学するとまわりの友達の英語力の高さに付いていくのに必死でした。
とにかく私の苦手分野はリスニングとスピーキングで、どうしても英語が耳に入ってこないことが悩みでした。
その苦手意識を克服しようととにかく勉強しました。
英単語や文法を覚え、ひたすら語彙力を付けることに夢中になりました。
おかげで長文読解や文法問題には強くなり、模試でも点数を取れるようになりましたが、やはりどうしてもリスニングで点を落としてしまうことの繰り返しでした。
授業でも外国人の先生と会話をするのが苦手で、指名されないよう下を向いていることが多かったです。
そんなときに日常的に英語に耳を慣らそうと、通学中にカーペンターズをよく聴くようになりました。
カーペンターズはメロディーも素敵で、英語も聞き取りやすくお勧めです。
そして寝るときも英語の音楽を聞いて寝るようになりました。
NHKのラジオ講座を試したこともありました。
それでもなかなか上達しない自分のリスニング力に徐々に自信を失くし、それならばリーディングとライティングでカバーできるようにがんばろうと開き直るようになりました。
そうこうしながら大学受験をなんとか終えて、私は晴れて大学の英米文学科に入りました。
苦手意識を持ちながらまたしても英語系の学部に入ってしまったことに内心苦笑いしながらも、大学生活が始まりました。
高校以上に外国人講師との会話が増え、さらに苦手意識が高まるばかり。
自分の自信の無さがそもそもの原因なのかと、気持ちを奮い立たせて会話するもやはり聞き取れないものは聞き取れない、本当に挫折の日々でした。
英会話の授業が嫌で嫌で仕方なく、休講になった日は飛び上がるほど嬉しかったのは苦い思い出です。
一般的に『英語耳』と言われるものがあると聞いたことがあります。
英語を聞き取り理解する耳だそうですが、私にはまったく備わっておらず、育むこともできませんでした。
今まである程度のことは努力でなんとかなる、そう思って生きてきた私です。
勉強にしろ部活にしろ人一倍努力して、はじめはどうにもならなかったところからなんとかしてきました。
でも英語だけはどんなに努力しても、なんとかなりませんでした。
確かに努力でリーディングやライティングはある程度できるようになりました。
が、やはりリスニングだけはどうしても耳に入ってこない、そうなると聞き取れないから話すこと、つまりスピーキングもできるようにならない。
そんな私の心から折れることの連続だった学生時代の挫折の思い出です。
そしてその苦い思い出は今でも尾を引いており、街中で外国人の方に話しかけられただけでフリーズしてしまう私です。
あれだけ英語を勉強してきたのに情けないばかりです。
今でもふとまた英語を勉強してみようかと懲りずに思うことがあります。
私もいつかいつの日か、流暢に英語が話せるようになりたいです。
語学勉強に挫折した思い出