私が小学校4.5年生の頃だったでしょうか。
その日はなぜかなかなか寝付けなくて、ずっと布団の中で目を閉じてゴロゴロしていたのですが、寝なきゃ、寝よう、と思うほど目が冴えていって全然寝れなくて…それまでも寝付けない事はたまにあったのですが、いつもは寝れない時は両親の寝室に枕を持っていってお母さんの布団に入り、一緒に寝ていたのですが、その日はなぜかもういい加減1人で寝なきゃいけないと思って我慢していました。
そのうち兄弟達も、両親も寝て、家の中が真っ暗になりました。そうなると尚更早く寝なきゃいけないと思って布団にもぐって、身体を丸くして目をつぶっていました。
しばらくして、夜中2時ぐらいだったでしょうか。
布団にもぐっていても眠れず、そのうちトイレに行きたくなってきて、でも夜は怖いなぁと思って、誰かを起こそうと思って布団から出ました。お母さんを起こそうと思って、両親の寝室の前に行きました。
電気をつけず、真っ暗な廊下を進んでいくと、夏だったからか、両親の寝室のドアが開いていました。入ろうとして部屋のなかを見てみると…両親は●●●中でした…。
真っ暗な中、月明かりでそれが見えてしまい、私は子供ながらにとっさにこれは見てはいけないものだっ…と思い、見ないフリして部屋の前を急いで通り過ぎました。そのままどこの電気もつけずに真っ暗な中トイレまで向かいました。
トイレで用を済まして部屋まで戻る時も両親の寝室の前を通らなければならないので、戻る時も電気はつけず、手探りで戻り、両親の寝室の前は目を閉じて急いで通り過ぎました。心臓がバクバクして自分の布団にもどってもぐって気持ちを落ち着かせましたが、●●●を見てしまったと言う罪悪感のおかげでその日はほとんど眠る事が出来ずに朝を迎えたと言う最悪な夜でした。
次の日、朝起きると父に、「お前昨日夜中にトイレに行ったか?」と聞かれドキッとしこれは隠さなきゃと思い、覚えてない…と言いました。
両親も見られたと思って焦っていたのでしょう。私が「覚えていない」と言うと少し安心したような顔をしていました。
今思うとほんとうに申し訳ないと思いますが、ドアが開いていたことによかったと思います。しまっていたのを開けていたらそれこそ隠しきれなかったでしょう笑
きっと両親もその後なかなか寝付けなかったんじゃないでしょうか。
今となっては笑い話ですが、さすがに今もこの話は人にはしていません笑
私も今は結婚して、2人の子供をもつ母になりました。
夜中の●●●にはその時の教訓で細心の注意を払っています。