貧乏

大学時代の貧乏な生活

私は実家から数時間、離れた場所にある大学に行くことにしました。

ですから実家から離れて一人暮らしをしなければいけなかったのですが、その学費は高かったですし、実家の経済状態が裕福ではないことを知っていましたので、大学から少し離れたところにある小さくて古いアパートに住むことにしました。

なぜならその部屋の家賃が安かったからです。

私は兄弟の末っ子なのですが、上の姉は家庭の経済状態と下の兄弟のことを考えて大学に行かなかったことを知っていましたので、両親にあまり負担をかけたくなかったので、本当はオシャレなマンションに住みたかったのですが、安くて古いアパートを選びました。

そして最初はそれで良い、両親に負担になるよりは良い、と思っていました。

でも実際に住み始めてみると、そのアパートの住み心地はあまり良いものではありませんでした。

貧乏なのでお金を節約するために、少しでも自炊をしようと思ったのですが、そのアパートにはキッチンと呼べるスペースはありませんでした。

ただ玄関のすぐ横に1つのコンロと小さな流し台があるだけでした。

ですから節約するために自炊をしようとしても、スペースが無いのでとても料理を作りにくい環境でした。

特に実家に居た時には母親が料理を作ってくれていたので、あまり料理のレパートリーも無い状況でしたので、そんな小さなスペースで料理をすることが苦痛になってしまいました。

でも貧乏ですから外食したり、コンビニのお弁当を頻繁に買う余裕はありませんでしたので、ただコンロでお湯を沸かしてカップラーメンを食べることが多くなってしまいました。

またそのアパートには一応、お風呂は付いていたのですが、とても古かったですし、お風呂を沸かすのに時間がかかってしまってとても不便でした。

そんな中、大学の友達が住んでいるマンションにおいでと誘われたので行ってみると、そのマンションは新しくてキレイで、スペースも広くてとても住み心地が良さそうだったので羨ましくなりました。

そしてその友達に私の部屋にも遊びに行きたいと言われたのですが、そんな素敵な部屋に住んでいる友達を呼ぶにはあまりにも古くて狭すぎて、恥ずかしすぎるので一度もクラスメートや友達を自分のアパートの部屋に呼んだことはありません。

大学のクラスメートはお金に余裕がある人たちが多かったので、自分の貧乏ぶりを見せるのは嫌で必死に隠しました。

そのためにアルバイトを必死にしてお金を稼いで、大学に着ていく洋服を捻出しました。

でもアルバイトをし過ぎて、留年してしまったので、両親に更に負担をかけることになってしまって申し訳なかったです。

もし貧乏でなくてお金に余裕があれば、アルバイトのし過ぎで留年することもなかったのにと後悔しましたが、自分のそんな行動のせいで親に余計な負担をかけることになってしまったことを更に後悔しました。

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