私の勤めている会社ではweb勤怠で出社~退社状況を管理しているのですが、「そんなずるいことするの~!?」と驚いた話をさせて頂こうと思います。
うちの部署には派遣で事務の仕事に来ている人がいるのですが、打刻システムの抜け穴を使ったり作為的な残業で長期にわたり給料泥棒していたのが発覚し本当に腹立たしいです。
私達の職場では、正社員は業務開始時間から10分~15分ぐらい朝会(ミーティング)があり、ミーティングルームに移動しデスクを空けています。
皆真面目なので業務開始時間の少し前には既に移動しているので、部署にいるのは派遣だけ。
うちに派遣で来ているその女性Aさんは、いつも空白の15分の間にこそこそ出社していました。
本来ならそこからPCを立ち上げて出社ボタンを押した時点で打刻時間が記録されるので明らかに遅刻になるのですが、うちの会社のweb打刻システムは「打刻時間修正」を押して時間を入れなおすと入力時間が上書きされてしまい、実際は何時に出社していたのか分からなくなってしまうのです。
上司が日々忙しくいちいち勤怠情報をチェックしない人で、上書きしてもバレなかったのに味をしめたのか、ずるいAさんは社員がミーティング不在中に毎日堂々と遅刻してくるようになりました。
他の派遣社員の人には、「出社自体は朝早く来てる」と嘘をついていたようです。
皆朝からメールチェックに忙しく、またAさんの席が死角になる場所で毎日遅刻しているのに気付かなかった模様。
もうひとつ、彼女は終業時間前になると社員にわざと質問や確認をしに行って、ほぼ毎日30分~長いときには1時間以上も勝手に残業時間を作っていました。
しっかりした質問なのかと思いきや、途中からは世間話。
雑談に残業代を出し続けていたと思うとなんとも言えない気持ちになります。
流石に「おかしい」と気付いた新人社員が詰問しAさんは最終的に退職しましたが、なんと問題が発覚するまで2年近くも放置されていたそうなのです。
計算すると約2か月分の月収支給額に…。
実はその新人社員というのが私なのですが、勤務開始時間になっても着席せず洗面所でのんきに歯磨きや化粧直しをしていてビックリしてしまいました。
勤怠に関する自社のシステムの緩さも当然問題があると思いますのが、そんなふうによくも悪くも派遣の監視が緩く放任主義な職場だと、その穴をついてとことんズルしようとする人もいるものなんだなと呆れた話でした。
その後、彼女の騒動で自社の残業申請や勤怠管理が見直されたのだけは良かったと思います…。
最後まで彼女は不貞腐れてあまり反省の色がない様子で退社していきましたが、他の職場でも同じようなずるい事をしでかしていないかと、時々思い出して心配になってしまいますね。