わたし自身、大学を卒業してすぐに結婚。
かれとは早く子育ても終えて、バリバリ働こうという話をしていました。
実際に子供もすぐに授かり、学校に入ると共にまた、バリバリ働くライフスタイルになっていました。
もちろん、子供も一人で打ち止めの判断。
ところが、ところが。
42歳の時、まさかの妊娠。
わたし自身もまさかと思っていましたが、妊娠してしまうとは・・。
こんな言い方が正しいのかどうか、生きた心地がしなかったというのが正直なところです。
さすがに友人や親、旦那にも話できず、1週間本当に考えました。
いま現在仕事を本当に頑張って、長男の習い事、受験と本当にいっぱいいっぱいの生活だったし、お金の面でもちょっと背伸びしてマンションを購入して長男の学費なども加味して生活設計を立てていましたのでその問題もあります。
結局、自分だけでは決められないし、かつ、自分の意思も固められないまま旦那と相談することにしました。
まず、正直に物理的な家計のことから。
なんといってもとも働き前提で組んでいた住宅ローンや長男の進学。
さらには保険や年金のプランもファイナンシャルプランナーのアドバイスをもとにきちんとくんでいたのです。
もちろん、このプランについては旦那も知っていますし、お互いが合意した上でのことです。
おさらい程度でしかありませんでした。
とはいえ、わたし自身としては今までのプランをもう一度0にしてもせっかく授かった命を生かしたいという思いの方が強かったのが事実です。
しかし、それを口にするのが怖いというのが正直なところでした。
旦那がどんな反応をしめすのか予想もできなかったからです。
妊娠に関してはわたし自身が安全日と決めていたとはいえ、共同作業ですからどうこう言われることとはないと思いましたが・・。
プランを固めてしっかりその実現に向けて頑張ろうというスタンスを持っている旦那にしてみると大きな問題です。
そして、そのうち開けるタイミング。
わたしは正直に自分が産みたいという気持ちを口に出せないまま、彼に会話してみると、なんと即断で「絶対に産むべき。」
「お金や人生設計なんかなんとでも変えて行こう。住宅ローンが払えないなら住み替えればいいじゃないか。」と先に回答を出してくれたのです。
この時の彼の潔さと命に対する尊厳に改めて彼と結婚してよかったなとしみじみ感じた次第です。
改めて人生設計を行い、今はまた子育てに没頭しながら、次の仕事を考えているところです。