学生時代は、毎日友達たちと楽しく過ごしていた。
将来の進路や恋愛に関して、お互いの悩みを打ち明けたりすることができて、辛いことも共有していた。
そんな学校生活も終わりを迎え、自分も友達たちもそれぞれの道を歩き出した。
そんな中で、友達は結婚をしたり、子供を産んだりと、枝分かれのように近況が変化していった。
「独身はかわいそう」とは言わないけれど、だんだんと既婚者の数が増えていく中で、同時に焦りやむなしさを感じる自分がいた。
けっして、結婚をして自慢をしたいというわけではない。
ただ、誰かと人生を共にできている友達がうらやましかったのかもしれない。
子供にしても、自分が生きた証であったり、親に孫の顔を見せて喜んでほしい気持ちがあったのだ。
女性として生まれたからこそ、好きな人の子供がほしいと思うのも、自然な流れの1つではないだろうか。
もちろん、子供がいない夫婦を否定するつもりもない。
自分が勝手に友達たちと自分を比較して、気後れしてしまっただけと言えばそれまでである。
それでも、現実に友達からの結婚や出産報告を受けるたびに、心から祝福する気持ちと同時に、相反する感情が存在しているのも事実なのだ。
そんな時、同じ独身の友達たちと集まって過ごす時間が、自分の癒しの1つとなっている。
自分と同じ立場の相手だからこそ、思いの丈を明かせるのだ。
しかし、最近では独身も悪くないと思えることも増えている。
なぜかというと、独身の友達たちが生き生きしていたり、既婚者の友達たちからうらやましいと愚痴をこぼされることが多々あるからである。
独身だからできること、結婚して制限されること、子供が小さいうちは自由がきかないこと、それぞれの立場にある良し悪しが垣間見えたのだ。
まだ完全には「辛い」気持ちが消え去ったとは言えないが、独身の時間をもう少し謳歌してみようと思う。
人と比較して落ち込むよりも、自分にしかできないことや楽しみに目を向け、ポジティブな思考を持ち続けることが大切だと感じた。
自分と同じ独身の皆様、私もあなたと同じです。
あなたは、1人ではありません。
私と一緒に、楽しいことに目を向けてみませんか?
そうすれば、今よりもずっと明るい未来が待っているはずです。
お互いに、今を謳歌しながら、前へと進んでいきましょう。
ただし、心のガス抜きとため込まないことを忘れずに。
あなたの前途が幸多からんものになることを、心から願っています。
自分だけ遅れていると感じて辛い思いをした