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ゆうちょ銀行の預け入れ限度額を2600万円に倍増の方向

ゆうちょ銀行の預け入れ限度額についてのニュースです。現在は、通常貯金と定期・定額貯金を合わせて1300万円が限度とされているのですが、これを2600万円と2倍に増額させる方向で政府が最終調整に入りました。

2019年4月から、「通常貯金」と「定期・定額貯金」で、それぞれ上限を1300万円として預けられるようにする方針です。ゆうちょ銀行の限度額の引き上げは、2016年4月に、1000万円から1300万円に引き上げられたとき以来となります。

近々、政府の郵政民営化委員会が、この内容を盛り込んだ意見書をまとめます。ゆうちょ銀行の親会社である日本郵政や総務省が、民間金融機関の少ない地方で利用者の利便性を高めることを重視しているため、郵政民営化委員会は、これまで通常貯金のみを限度額の対象から除外する方向で調整を進めていました。

その一方で、民間金融機関や金融庁は、ゆうちょ銀行への資金がシフトすることやゆうちょ銀行の運用難などを理由に限度額の緩和に反対してきました。

ゆうちょ銀行は民間を圧迫しないように預け入れ限度額を設けています。要するにこれ以上の預金に対しての利息は付きません、ということです。

しかし、都市部に住んでいると感じないことなのですが、少しばかり地方と言われている地域に暮らしてみますと、貯金をする金融機関が本当に少ないことに気づかされます。おそらくは近くの郵便局、イコールゆうちょ銀行に預けるのが当たり前のこととなります。

それにプラスして、地元の信用金庫や地方銀行の支店などがあれば、地方の中でも便利な所だということです。地方の人にとって郵便局が頼りなのです。限度額が倍になることで、金融機関の過疎地域と言われるようなところに暮らす方々にはかなりの朗報だと思いました。

対して、都市部に住んでいる貯蓄残高の多い層にとってはどうでしょうか。都市銀行がたくさん支店を出していますから、預け先に困ることはないわけです。

また、利息が付かないデメリットがあっても、限度額を超えてゆうちょ銀行を預け入れ先として選んでいる人もいるのではないかと思われます。

来年からは今までは無利息だったうち、最大1300万円分に利息がつくことになるのですが、現在の金利からいうとスズメの涙の利息が増えても大きな喜びにはならないかと思います。

やはりこの変更で一番頭を抱えることになるのは、信用金庫などでしょう。そういう意味では、信用金庫などを守りつつも地方に住む人たちの利益になるような対策を講じる必要があるかと考えます。

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